携帯電話の方はこちらからお入り下さい。

(14)免責手続

(ホ)免責許可決定の効力

  • 免責許可決定にはどのような効力がありますか

  •  
  • 免責の効果
    (1) 免責許可決定が確定すると、破産者は、破産手続における配当を除いて、非免責債権以外のすべての破産債権について、その責任を免れます(破産法253条1項)。       
    (2) 免責される破産債権は、優先劣後の順位、破産手続参加の有無、把握している債権者であるかどうかに関係なく、また配当すべき財産がないときは配当がされなくても責任を免れます。
    (3) 破産債権者は、免責された破産者に請求することはできず、破産手続終了後、破産者に請求しても免責の抗弁により請求は棄却されます。
    (4) 破産者に対する免責決定が確定すると、債権者は詐害行為取消権を行使することができません。
    (5) また、破産債権者は、免責された債権を自働債権として、自己が破産財団に対して負担する債務と相殺することは許されないというのが一般的な見解です。
    (6) 主債務者が免責されても、その保証人や物上保証人の義務には影響がなく、依然として破産債権者に対してその義務を負います(同条2項)。しかし、保証人等が破産債権者に弁済をなすことにより取得する破産債権者に対する求償権は、破産債権として免責の効果を受けることになります。