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(1)手続の開始

(ル)破産申立ての取下げ

  • 破産申立はいつでも自由に取り下げられますか。申立を取り下げるとどうなりますか

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  • 取下げの要件
    申立人は、破産手続開始の決定前に限り、その申立てを取り下げることができます(破産法29条)。債権者申立の場合にも、債務者の同意は必要ありません。ただし、保全処分の申立ての濫用を防止するため、強制執行等の中止命令、包括的禁止命令、その他の保全処分または保全管理命令がされた後は、破産申立を取り下げるためには、裁判所の許可を得なければなりません(同法29条)。なお、法律上申立義務のある者が義務の履行としてなした申立ては、取り下げることはできません。
  • 取下げの効果
    (1) 破産申立が取り下げられると、破産手続は申立時点にさかのぼって失効し終了します。
    (2) 破産申立による時効中断(民149条)も生じなかったことになりますが、破産の申立債権者の破産手続における権利行使の意思表示は、破産申立が取り下げられた場合においても、債務者に対する催告として時効中断の効力を有し、取下げのときから6か月内に訴えを提起することにより、確定的に時効を中断することができます。